飼育環境
当社の飼育施設は、四国最南端の足摺半島の景勝地、臼碆(うすばえ)の丘に位置し、自然林の緑に囲まれ、南には太平洋を一望できます。
夏季は高地にあるため、麓の土佐清水市に比べて3〜4度は低温で、冬期には黒潮の影響を強く受け、気温が0度を下回ることはありません。
そんな大自然の中で、鶏たちは朝から夕方まで飼育場と鶏舎を自由に行き来し、好きなときに餌をついばみ、新鮮な自然水を飲み、元気に遊ぶというストレスフリーな毎日を過ごしています。
生き物にとって必要不可欠な水。当施設のみに利用許可を得た、自然水によって保水濾過されたミネラルを多く含んだ源流水を、鶏舎では24時間休みなく「掛け流し」で補給しています。
そんな鶏たちの大事な「食事」は、鶏の健康と高品質の卵を育む「こだわりの飼料」です。基本となる穀物には、非遺伝子組み換えの専用飼料。この餌に天然由来の酵母、細菌体飼料、カキガラ、有機栽培の二番米などを加えて安心と安全をとことん追求した贅沢な鶏たちのごはんができました。
餌からこだわっているので、小さなお子様にも安心して召し上がっていただけます。
- 穀物飼料
- 非遺伝子組み換え(PHF適用)の土佐ジロー専用餌料「ジロー邑」(土佐ジロー協会推奨)を使用。この配合飼料に次の6種類を中心に配合しています。
- 天然酵母(ファフィア酵母)
- 広葉樹の樹液から作られた天然酵母です。ビタミンEの1000倍ともいわれる抗酸化作用で、病気の伝染しにくい健康な鶏を育てます。
- 菌体飼料
- 微生物64種と繊維を含んだ好気性発酵菌(Hi-Hoder2)で各種病原菌への抵抗力を高めるとともに、腸内菌の活動を補助し、栄養分の完全吸収と消化作用によって体力を増強します。
- アルファミール
- 季節によって不足しがちな緑餌を補います。ビタミンB、ビタミンKを多量に含み健康な鶏を育てます。
- フジツボ粉
- 地元の海から取れた物を使用。黒潮の恵みを受け鶏にとって有益なミネラルを豊富に含んでいます。
- 牡蠣殻
- フジツボ粉と同様、鶏にとって有益なミネラルを含んでいます。広島産を使用。
- 二番米
- 糖質、タンパク質、ビタミンBなど豊富な栄養素を含み、無駄な脂肪をつけない健康な鶏を育てます。